今のその行動、判断が未来の後悔になるかもしれない。
私たちは普段の生活の中で、1日に最大で35000回ほどの決断をしているそうです。
習慣化された無意識なものや、どっちを選んでもいいような選択というものがほとんどだそうで、
今後の人生を左右するような決断はあまりしていないという感じがします、
でも、あとで振り返ってみると何気なく下した決断が未来に大きな影響を与えていたなんてことはよくある話です。
自分の意志や行動から発生する決断の場合は、重要か急ぎなのかがわかるので、
周りへの影響や未来への影響などをよく考え、自分の為だけの意思決定することができます。
しかし、外部から求められる選択の場合は、相手によって選択の基準を変えてしまうことがあります。
後悔してしまうには二つの原因があると思います。
一つが、普段の生活の中で急に何かの判断を迫られた場合に、
今のこの決断で未来が変わるかもしれないということになかなか気づくことが出来ないというこです。
人生は何が起こるかわかりませんし、急に何かの判断に迫られるということもあるわけです、
心に余裕がないと目先のことに惑わされ、正常な判断は出来ません。
二つ目は、自分にとって何が一番大切か、何が一番嫌なのか、ここを忘れて判断をしてしまうことです。
その時の気分や周りの状況に影響されて、素直になれなかったり、見栄だったり、邪魔くさいと思ったり、勇気がなかったりと、
自分の中にぶれない芯を持っていないと他人に影響されたり、怠惰になったりしてしまいます。
私の一番の後悔しているのは、息子を死なせてしまったことです。
交通事故で亡くなったのですが、事故に遭う前に息子から迎えに来てほしいとのお願いをされたのに、
迎えに行くことは出来ませんでした。
今思えば、何があっても迎えに行くべきでした。
4年が経った今でも、罪悪感と後悔の思いが消えず毎日息子に謝っています。
人生の全ての選択に正解することは難しいと思いますが、
選択に迷った場合は、ちょっとの勇気と自分の心に正直になること、
そして、感謝の思いを忘れずに判断していけたらと思います。