人生のカウントダウンは止まらない、大切な残り時間をどう生きる。
この世の中の確実なことの一つに、人は必ず死ぬということがあります、一人の例外もなくすべての人が死に向かって生きています。
寿命や運命が決まっているのかはわかりません、どういう死に方をするのかいつ死ぬのかもわからないことがほとんどです。
人はこの世に生まれたとき、自分の寿命を知ることは出来ません。
100歳まで生きる人もいれば、生まれてすぐに亡くなってしまう人もいるわけで、
寿命というものは自分の意志でコントロール出来るものではありません。
ということは、誰もが自分の人生の残り時間がどれだけあるのかわからないということです。
今生きている人の中で100年後に生きている人はほとんどいないでしょう。
そう考えると、私たちはもう少し時間の使い方について考えてみる必要があるのかなと感じます。
自分の時間には限りあるんだという意識を持ちながら生活した方が、人生が輝くのではないでしょうか。
自分の人生の時間はどう使おうが自由です、どう使うかは自分で決めることが出来ます。
ほとんどの人は自分と愛する人の幸せの為にすべての時間を使いたいと思っているはずです。
夢や理想に少しでも近づけるように日々行動しているのではないでしょうか。
しかし、現実はなかなか思った通りにはいかないものです、
外部からの様々なプレッシャーやストレスを感じることによって、自分を取り繕ってしまいがちです。
ようは、周りの目を気にしているのです。
この状態は、自分にとって何が本当に大切なのかを他人に決められているようなものです。
私は、息子の死によって自分の時間を生きる大切さに気づかされました、
なにも、自分の事だけを考えてわがままに生きていこうという事ではありません。
限られた時間を自分の本当に大切なものから目をそらさずに生きていこうということです。
関係のない他人の顔色をうかがって、自分の大切な時間を差し出すのはもうやめました。
息子は事故に遭う直前まで夢に向かって生きていました、
正社員として働いていた会社にアルバイトにしてくださいとお願いをし、目指す仕事へシフトしている最中でした。
私と妻は、寝る間も惜しんで働く息子のことをとても心配していたことを思い出します。
息子に、「お父さん、時間は有限だよ、何が大切か考えて今を精一杯生きて」と教えられたような気がします。
誰もがいつ終わるかわからない命を生きています。
明日死ぬかのように、今を大切に生きていきたいですね。