突然の別れ
2020年2月21日
その日はいつもと変わらない日常が終わるはずでした。
このあと、私たち家族にこんな悲劇が待っているとは思いもしませんでした。
その瞬間は何の前触れもなく突然に訪れました。
夜の12時半頃に電話がなり、「息子さんが事故に遭い、心肺停止の状態です」、
すぐに病院に来てくださいとの警察からの連絡でした。
その日、息子は職場の仲間との飲み会に参加していて、
その帰り道に交通事故に遭ったようです。
私たち家族は急いで着替えをすませ、家を飛び出しました。
病院へ向かう車の中では、何が起こっているのかよくわからなくて、
みんなパニック状態でした。
生きているのか死んでいるのかもわからない、
もしかしたらもう会えないかもしれない、という恐怖を感じながらも、
「きっと大丈夫」と励まし合っていたのを憶えています。
今思えば、心肺停止の状態って言われた時、
まだ生死の境をさまよっていて、生きている望みがあるような気がしてたが違っていた、
ほぼ即死で、助かる見込みはなかった。